MIX ruleの狭間
ONE ChampionshipのOne Xが終わり、少し燃え尽きた感を感じる。
さて、今日はこれを語りたい。
DEMETRIOUS JOHNSON "MIGHTY MOUSE"
VS
RODTANG JITMUANGNON
の一戦を見た時に、10年以上過去の大会を思い出す。
2010年の大晦日の
青木真也
VS
長島 自演乙 雄一郎
の一戦を見た時、昂らなかったあの頃を思い出した。
青木氏は、その当時も同じように人に対して、人として吐いては行けない言葉を吐き、罵り観客を煽動する。
猪木の異種格闘技戦を現代風にアレンジし、パクったこの一線を格闘技の魅力に打たれていたMaster Kevinは、こんな試合、ただのショープロレスのようなもの。
日頃、リアルファイトを熱く語る2人の団体という世界観をこの対戦のために全てが壊れた。
結果は皆さんも知っている通りです。
1ラウンド、逃げ回る青木真也選手は打撃の ruleの間を逃げ切るために、わざとドロップキックを繰り出し、時間を使う。
逃げる。
ここがポイントである。
今回の、DJの1ラウンドは、本気で追い詰める最大スピードで追い回し、逃げられないように足へのローから左右のフックでケージを背負わせ DJを追いつめ、パンチを振り回す。
ここで、よく見ると、DJのあの運動力を持って、この追撃を逃げられないことはない。
彼は、果敢にもリードのみでもロッタンに打ち込み、撃ち合いにでる。
当然、RODTANG JITMUANGNONはお構いなしにパワーの溢れる、打撃で吹き飛ばす。
明かなる打撃での勝負をDEMETRIOUS JOHNSON "MIGHTY MOUSE"は挑む。
当然、アイアンマンのRODTANG JITMUANGNONには通じない。しかし撃ち合うのである。
ここがポイントである。
それは、UFCのChampionを防衛し続けた、DEMETRIOUS JOHNSON "MIGHTY MOUSE"と青木氏との違いである。
26.7歳の青木真也選手が、K-1の選手にあれだけの暴言を吐いて取った作戦.
ここが大きな違いである。
DEMETRIOUS JOHNSON "MIGHTY MOUSE"は35歳。 選手寿命が長い青木選手が負けるわけにいかないために逃げ回った?理由付けを探さないのが格闘技の感動を呼ぶ。
実際、サイドストーリーが好きで、判官贔屓の日本人は、不器用な長島 自演乙 雄一郎選手を推す。
しかし、今回のOne Xに診たのは、
RIZINとの格の違いである。
それは、それぞれの3部構成の一つ一つの選手の
力量は当然のこと、そこにあるのは、プロの意地だ。
あの試合の中にみた、RODTANG JITMUANGNONのMixed Martial Artsへのアジャスト感
Muay Thaiのトップレベルの打撃に果敢に挑み、
そのポテンシャルを、しっかりと見せつけるDEMETRIOUS JOHNSON "MIGHTY MOUSE"の身体能力。
彼らの本当のMIX ruleの楽しみ方は12年前のそれとは大きく違うのである。
ファイナルの第3部のあの位置に来るだけのカードになるのは彼らの力量だろう。
12年前のそれが、メインだった。
その試合は、格闘家の本気をはぐらかす、ふざけた姿勢で、2Rに望みMixed Martial Arts ruleで、
まさに、ぶっ飛ばされる。
12年の時を経て
未だに試合前の劇場で煙に巻く試合をする選手の
素晴らしい、RODTANG JITMUANGNONの打撃を
かいくぐる、DEMETRIOUS JOHNSON "MIGHTY MOUSE"の運動能力。
忘れられないテクニック。
はい、また話しましょう。
Master Kevinでした。
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