MOTO GP works 危険信号

3戦を終えて、一つ言えることは、Ducatiの worksは、出遅れ方が大きい。
しかし、この出遅れが問題かというと大きな事実ということだ。

DucatiとYAMAHAの出遅れは現状起きている。
この現象は、逆説的に言うと、勝機の可能性があると言うことである。
現時点で、タイヤのスペック、路面とのマッチング、エアロパーツの状況などを確認する段階で、この3戦までで、ドライタイヤのテスト。
そして、ウエットでのパフォーマンスを1、2戦で終えることができた。
レースディスタンスで、ペースを上げてのテストはなかなか、できない。この情報は、蓄積されている。
かたや現在のトップ集団は、マシンパフォーマンスが現在のタイヤスペックに合っていると言うこと。
とくに、SUZUKIの3•4位の成績を見ると既に、マッチングさせている。Aprilia、KTMも同様である。
これが、いいことかというと、最新スペックを積み込んだHONDA、YAMAHA、Ducatiは明かにエンジン、フレームにもっと上の力を秘めているからこそ現時点で、タイヤや、路面への追従が追いついていない。とくにHONDAは、パワーだけ見ると相当でていて、電子制御のサスがうまくタイヤとマッチできていないため、あの、ジャジャ馬の乗り方が得意のMarc Marquezが何度も吹っ飛ばされる現象が続く。
これは、YAMAHA、Ducatiの2チームにとっては脅威である。唯一、Marc Marquezが棄権していることは、アドバンテージになる。このパワーを抑え込めるMarc Marquezが1戦分のデータが不足する。
Pol Espargaroのでは取れないデータだ。

YAMAHAは、昨年同様、雨でのFabio Quartararoの2位は大きいが、KTMとの実力差が露呈された。
Franco Morbidelliの7位とDarryn Binderの10位を見る限り、おそらく、アクセレーションがソフトなあじつけになっていると思われる。
アジャストはできるが、ドライでの結果を合わせると、やはり、まだまだ厳しそうだ。

Ducati Lenovo Team : Ducatiの Jack Millerの雨でのそこそこの走りを見ると可能性を感じる。
スリッピーになる傾向のレースには定評のあるJack Millerが勝ちきれないのは、おそらくそれ以上のエンジンパワーとタイヤのマッチができていないという、まだ3戦めのworksの力量を考えるとこの2チームも先が楽しみである3戦消化後のマシンである。

はい、また話しましょう。 Master Kevinでした。

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